「歌ってみた」に一縷の可能性

ニコニコ動画の「歌ってみた」タグの動画(というか、曲か?)に最近ハマっている。
普通に会社員をしているけど、カラオケに行ったら歌が上手くてびっくりした、みたいな人はたくさんいる。そして、その中で歌を聞いてもらえる場所を求めている人って少なくはないんじゃないかなとも思っている。そんな人にとって、JASRACを気にしないで歌えるオリジナル曲がゴロゴロ転がっているニコニコ動画って、すごい魅力的に写っているんじゃないだろうか。
「歌わずにいられなかった」というコメントをよく見る。これは「作者にとりあえず敬意を払っておこう」みたいな義務的なものではなく、本心から出ているんだと思う。それくらい歌っている人は楽しそうに歌っているし、クオリティも高い。メジャーデビューとかそういったものとは縁のない世界で気軽に音楽でコラボレーションができる場ができつつあるのを見ていると、楽しくてしょうがなくなる。
そのうちオカネの問題が出てくるのは避けられないだろうけど、それが表面化するまでは今の「おもしれえ!」な空気を存分に楽しもうと思う。